インドで学んだ本来のヨガ

インドで学んだ本来のヨガ

ヨガは、私が人生の中で新たな可能性を見出すきっかけとなったものの一つです。インド人の彼氏と出会った後、次にインドに訪れる際には、インドでヨガの資格を取得するという目標を持っていた。デンマーク在住時、自分の経験や強みを生かした事を今後やってみたいと思い、デンマーク滞在を経て2年ぶりにインドを訪れる決意をしました。過去記事参照。ヨガは資格を通じて世界中で活動できるツールとしてだけでなく、精神的にも肉体的にも深い意味を持つものでした。

ヨガの聖地Rishkeshリシケシュでの葛藤

リシケシュは「ヨガの聖地」と呼ばれるほど多くのヨガスクールや合宿が点在しており街を歩けばあらゆる壁という壁にYoga trainingの文字が見受けられ、世界中から訪れる人々でにぎわっていました。何故なら、インドで資格を取得することは、他の国で資格取得するより大幅に安いからです。しかし、現地でのヨガ資格取得のプロセスに触れる中で、本来ヨガはインド発祥であるのに、世界でヨガを教える資格は1990年に誕生した非営利の団体全米ヨガアライアンスという組織が開始したRYT(Registered Yoga Teacher) 200かYTT(Yoga Teacher Training)200と呼ばれているものである事に対し、ヨガの本質が商業化されている一面も感じました。インドは発展途上の国であるのでしょうがないかもしれないが、宿泊施設としてとても悪いという評判が多々ある施設や、都市の騒音と汚染など、理想と現実のギャップを痛感することもありました。

壁に貼られたスクール情報
リシケシュで行われるヨガフェスティバルについて

ジムでヨガに挑戦 in cult.fit

日本やカナダ・デンマークでヨガに参加した事があるが、どこでもポーズ(Asana)をゆったりとした流れに沿って行う事が重要視されているが、ヨガ発祥の地インドでは、呼吸 (Prayanam)もヨガの1時間のメニューに必ず組み込まれており、これはヨガ八支則の1つです。
しかし、このインドに支店があるジムcult.fitジム現地で参加したセッションはゆっくりとした流れで動きながらも身体を鍛えるハタヨガとは違い、ただ体幹を鍛え、筋トレをするようなエクササイズを時間内に業務をこなすだけで内容の質が悪かったという思いでがあります。柔軟性と筋力と資格があったとしても、参加者の様子やペースを確認しない先生では意味がないと思いました
このジムが運営するアプリのセッションの方が説明が丁寧でゆったりとしたペースで継続し甲斐があり、Prayanamの練習のみのプログラムも存在しました。

公園ヨガ

彼氏の兄宅に滞在中、近所の公園で資格を持たない地域の先生が、非営利でシニア世代にヨガを教える場に出会いました。日本人がラジオ体操をしたり、中国系の人が太極拳を行ったり、それくらい誰もが参加出来る敷居が低く、健康を維持するためのものであると感じました。今まで見てきたポーズ(Asana)や呼吸(Prayanam)など身体を動かすものだけでなく、マントラ(Mantra Yoga)や笑うヨガ(Hasya yoga)というものも含まれていました。
shavasananの最中にチャクラの説明がありました。
笑うヨガ(Hasya yoga): 笑う門には福来ると言われるように、笑う事は心理学的にも生理学的にも良い効果があります。この笑うヨガは1995年にインドのある内科医が始めたそうであり、リズム良く手を叩きながらhahaha hohohoと腹から心から笑うように楽しむヨガである。参照:SARVOYOGA
このような多様なアプローチが取り入れられ、ヨガが「健康とつながり」のために根付いている文化を感じました。

公園でヨガ。唯一私だけヨガマットを持参。

ヨガの思想を深めている男性と対話

Workawayを通じて、ヨガや瞑想の本質を探求する内科医の方と電話で対話する機会がありました。ヨガや瞑想・自己治癒力の練習が出来、世界中からスピリチュアルな世界と深い自己対話を手助けするウェルネスセンターを造ろうとしている方でした。 その方は、ヨガの資格に依存するのではなく、ヨガ本来の哲学や多様性を理解することの重要性を語ってくださいました。本来のヨガは深い歴史と文化があって世間に広まっているヨガとして誤解してほしくないということとヨガの資格を取ってポーズを指導する事をしていたらつまらなくなったっておっしゃってて資格を取ることには否定的でした。ヨガにはとても長い歴史があり、今世間で広まっているヨガは主にポーズを教えるごく一部のものです。例えとして「ヨガは海のように広大で、私たちが普段触れているのはその一部に過ぎない」との言葉は深く心に響きました。また、「資格を集めることが目的にならず、自分自身のヨガYuriko Yogaを見つけるべき」という彼のアドバイスは、私がヨガをどのように学び、活かしていくかについて新たな視点を与えてくれました。

リシケシュのアシュラ

インドで学んだヨガの本質とは

ヨガは単なるポーズや呼吸の練習だけではなく、心身を調和させ、自己を深く見つめ直すための道具であり、生き方そのものだと感じました。ヨガの資格を取ることが一つの目標であったとしても、それはスタート地点に過ぎず、より広いヨガの世界を探求するためのきっかけです。資格取得の意義について迷いながらも、本来のヨガの豊かさと多様性に触れたことで、私自身が今後どのようにヨガと向き合うべきかを考える機会となりました。

雪の上で瞑想に挑戦。Shoja, HP, India

まとめ

インドでのヨガ体験を通じて得た学びは、資格や形式だけに囚われず、本質的な価値を見つめることの大切さです。ヨガの哲学と多様性を活かし、私自身のスタイルや道を作り上げることが、新たな目標となりました!

インドの友人にヨガの動作・ストレッチ方法を指導
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