体型に「良い」「悪い」はありませんが、自分自身に合った体型で心地よく過ごせることは、健康や日常生活の質を高める重要な要素です。私も過去に、痩せすぎによる身体の冷えや筋力低下に悩んだ経験があります。
体重減少とその背景
最も体重が減少した時期、私のBMIは16まで下がり、筋肉量が落ち、常に身体が冷えている感覚がありました。その背景には以下のような考えがあり、何を食べて良いのか分からない状況に陥っていました:
- 過食後の便秘や罪悪感
- 食品添加物への過剰な意識
- 「小麦は身体に悪い」という偏った考え
これらの問題を医師の友人に相談した際、「健康な物しか食べれない」と調べてみて伝えられ、「オルトレキシア」という新型摂食障害の可能性を指摘されました。オルトレキシアとは、健康的な食事に過度にこだわることで、逆に健康を害してしまう状態です。
しかし、精神科を受診することや、自分の思考を「症状」として認めることへの抵抗がありました。そこで、「自分が本当に食べたいものを楽しむ」という方針を決め、健康的な体型を取り戻すことに集中しました。
- 不健康な食事で罪悪感
- 食事の事ばかり考える
- 健康な食事を過剰に意識
体重増加への挑戦
食欲が湧かない日々が続いていた2021年12月、危機感を覚えた私は「食べるトレーニング」を開始しました。その際、以下の方法を実践しました:
- 摂取カロリーの目安を設定し、段階的に食事量を増やす。
- 食事の内容を写真に記録し、あすけんアプリで管理。
- タンパク質摂取を最優先し、筋肉だけでなく臓器、皮膚、髪の毛などを形成する重要な成分体の基本的な構造を支える栄養を確保。

具体的な食事例は次の通りです:
- 朝食:卵料理、納豆、豆腐の味噌汁、蒸し野菜、ご飯(食欲がないときは卵雑炊)
- 昼食:余ったご飯や麺類に練り物や魚肉ソーセージ(添加物が少ない物を選択)を追加
- 夕食:肉か魚、野菜料理、白米(大盛)、鍋料理(週1回以上)

結果としての身体の変化
この取り組みを続けた結果、BMIは以下のように回復しました:

痩せすぎ(BMI 14.0~18.9)は健康リスクを伴う場合が多いことが知られています。国立がん研究センターの調査(2011年)によれば、痩せすぎの方が死亡リスクが高いことが報告されています。病院勤務時代にも、痩せすぎの患者さんの回復の難しさを目の当たりにしました。


体型に良い・悪いはないけれど
誰しもが理想とする体型は異なります。それでも、自分にとって快適で健康的な体型を目指すことは、より充実した日々を送るための基盤となるのではないでしょうか。
私の現在の体形も過去約2年の間で変化はありましたが、現在BMI19程で、体温上昇と代謝促進のために筋肉量を増やそうと食生活を送っています。
私の経験が、同じ悩みを抱える方々のヒントになれば嬉しいです。

